馬券ファンなら一度は思う
「競馬って儲かるの?」
という疑問について徹底解説します!
馬券ファンなら誰しも一度は、いや永遠のテーマとして、「競馬で勝ちたい!」と思うことでしょう。
そんな夢を叶えるための思考プロセスを、紹介していきます。
この記事は、競馬で勝てる予想法を紹介するわけではなく、思考法を紹介する記事となります!
結論から言えば、
「期待値」
これを理解しないと、あらゆるギャンブルは勝てません!!
・競馬って儲かるの?
結論から言うと、
「競馬は、他のギャンブルより勝ちにくいが、勝てないことはない」
というのが僕の考えです。
競馬が儲かるかどうか、を検証するために、まずは「期待値」という概念を紹介したいと思います。
競馬はもちろん「勝つ馬を予想する」というゲームなのですが、大前提として、「期待値」を理解していないと、絶対に勝つことできません!
「急がば回れ」と思って、まずは「期待値」の話にお付き合いください。
・「期待値」ってなに?
期待値は、中学校の数学の授業で登場する項目です。
学生時代、ちゃんと勉強していたかどうかが、ギャンブルライフには大きく影響してくることでしょう(笑)
期待値とは、言い換えると、「見込み平均」です。
例えば、サイコロを振って、1の目が出る確率は、6分の1ですね。
サイコロを6回振って、1の目が出る期待値は、1回。
サイコロを12回振って、1の目が出る期待値は、2回。
18回振れば3回、24回振れば4回・・・と続きます。
平均で出現する回数=期待値、ということです。
ここでもっとも大切なのは、サイコロを6回振っただけでは、1の目が必ず1回だけ出るとは限らない、ということです。
1~6のどの目も、6分の1の確率で出現しますが、6回振っただけでは、1から6の目が、1回ずつ出ることはまずないですよね。
では、サイコロを1万回振った場合はどうでしょうか。
限りなく、どの目も6分の1ずつの割合で出現するはずです。
この「大数の法則」は、何となくお分かりいただけるかと思います。
ギャンブルに話をつなげると、サイコロを振って、1の目が出たら、以下の倍率の配当が出るゲームがあるとします。
①賭け金の5倍の配当
②賭け金の6倍の配当
③賭け金の7倍の配当
どう考えても③のルールの方がお得ですよね。
①は、このゲームをやればやるほど損をします。競馬的に言えば、回収率83%に収束します。
②は、このゲームをやってもやってもプラスマイナスゼロに近づくだけです。回収率100%に収束。
③は、このゲームをやればやるほど儲かります。回収率116%に収束。
サイコロを1回振る1ゲーム100円。これを6000ゲームやって、サイコロの出た目が期待値通りに収束すると仮定します。
6000回サイコロを振った時、1の目が出る期待値は、1000回です。
その場合、各ルールでは、以下の残金になります。
①-10万円(賭け金60万円、配当500円×1000回=50万円)
②±0円(賭け金60万円、配当600円×1000回=60万円)
③+10万円(賭け金60万円、配当700円×1000回=70万円)
↑では「やればやるほど」と書きましたが、現実的に、競馬の場合は、同じレースは1度きりです。
つまり、例え③のルールだったとしても、サイコロを1回振っただけでは、儲からない可能性もあるんです!
ただし、目先の1回では儲からないかもしれませんが、③の選択肢を選べている時点で、期待値としては「勝ち」なんです!
競馬で例えるなら、
「6分の1の確率で勝てると予想する馬が、単勝オッズ6倍以上ついているかどうか」
が、期待値的に「勝ち」かどうか、の最重要ポイントです!
6分の1の確率で勝つ馬が、単勝7倍ついている時点で、もうギャンブルとしては「勝ち」なんです!
ただし、その1レースだけでは、6分の5の確率でハズレるので、お金がマイナスになる確率の方が高いです。
そのため、たった1レースや数レースで、一喜一憂する必要はないんです。
上記のサイコロの例と同じように、
サイコロを6000回(レースを6000回)終えたときに、期待値がプラスになる選択ができているかどうか?!
ここが、あらゆるギャンブルで勝つためのポイントになります。
・「じゃんけん」でも期待値を用いれば勝率が上がる
日常生活でも、「期待値」を意識した選択をすることで、得をすることがかなり多いです。
例えば、「じゃんけん」でさえも、実は「期待値」を用いて勝率を上げることができます。
とある研究によると、じゃんけんで人が出す手の確率は、以下のようになっています。
グー35.0%
チョキ31.7%
パー33.3%
この確率をもとにすれば、「パー」を出し続けることが、じゃんけんで人より多く勝つことができます。
さらに鈴木ショータ的な研究によると、
・女性は「グー」を出す確率が低い
・勝ちたい!と思っている人ほど「グー」を出しやすい
という人間の心理的傾向もあります(たぶん)(笑)
要するに、じゃんけんという一見、「偶然」に見えるゲームも、期待値を意識することで「必然」に近づけることができるんです。
小学生の頃から、この仕組みを意識していた鈴木ショータは、給食の余ったデザートのじゃんけんなどは、高確率で勝ってきました。(笑)
その他、日常生活にあてはめるなら、
・高速道路は混んでいる時ほど、左車線が空いている確率が高い
・電車の乗降口は、左右ともに6人掛けの場所から乗った方が、座れる確率が高い
・男性用トイレの小便器は、奥から2番目が一番きれいな確率が高い
少しは意識したことがあるような観点ではないでしょうか。
本当に些細なことですが、「小さな選択の積み重ね」が、「大きな得を生む」ので、日常生活から「確率」を意識して生きてみると、ギャンブル脳も発達しやすいのではないでしょうか(笑)
・宝くじの期待値
宝くじの期待値は、50%
すなわち1枚300円で購入した時の期待値は、150円になります。
宝くじの当選金額を全て計算しました(笑)
1等の7億円が22本、2等1000万円が88本・・・と、全ての当選金額を合計していくと、659億9780万円になりました。
宝くじの発売総額が1320億円分あります。
すなわち、売り上げの約50%を、当選金に充てている、という仕組みなのです。
この大きな視点から、小さな視点に掘り下げると、宝くじ1枚300円あたりの期待値は150円、という結論にたどり着くわけです。
賭け金に対して、期待値0.5のゲームです。
サイコロのゲームに例えるなら、
「サイコロを1回振って、1の目が出たら、賭け金の3倍の配当が出る」というゲームと期待値は同じです。
競馬で例えるなら、
勝率が10%だと予想する馬が、単勝オッズが5倍(逆に10倍以上ついていれば期待値的には勝ち)しかついていない状況です。
日常にあてはめるなら、
100円ショップでも売っている商品を、コンビニで200円で買ってしまっている状況です。
期待値的な視点だけで言えば、宝くじは世の中で最大のぼったくりギャンブルです(笑)
このように、期待値(見込み平均)を知ることで、自分の選択が、長期的に見て得かどうか、を判断することができます。
・期待値の理解度テスト
「期待値」の概念を理解できたかどうかのテスト問題を出題します。
このテストで、正しい選択ができていないと、ギャンブルのセンスなし!と言わざるを得ないでしょう(笑)
以下のチャンスがあったら、あなたはどれを選びますか?
① 100%の確率で100万円もらえる
② 50%の確率で300万円もらえる
③ 10%の確率で1000万円もらえる
あなたは何番を選択しますか?
多くの日本人は、①を選びがちだそうです。
①の期待値は100万円
②の期待値は、0.5×300万円=150万円
③の期待値は、0.1×1000万円=100万円
すなわち、最も得、競馬で言えば回収率が高いのは、②150万円の選択です。
①と③はどちらを選んでも同じです。
掘り下げて競馬に例えてみるなら
① 100%勝つ馬が、単勝1.0倍
② 50%の確率で勝つ馬が、単勝3.0倍
③ 10%の確率で勝つ馬が、単勝10.0倍
こんな状況の時に、②の単勝を買うことができるかどうか。
迷わずに②を選ぶことができるようになれば、「期待値」という概念を理解し、ギャンブル脳が活性化しているといえるでしょう!(笑)
・期待値的に見た銀行預金
ちょっと話は逸れますが、「期待値」を理解することで、お金の増やし方も変わってくると思っています。
超個人的な見解ですが、「回収率」的に考えると、お金の寝かせ方も、以下の選択肢が考えられます。
タンス貯金 | 100% |
銀行預金 | 100.001% |
国債 | 100.05% |
投資信託 | 105% |
もちろん下に行く回収率が高い選択ほど、お金がマイナスになる確率も上がるのですが、長期的に見たリスクとリターンのバランス=「期待値」を考えると、結局リスクを取ってでも、投資信託にお金をつぎ込むことが、最もお金を増える確率が高い、と考えています。
ちなみに、毎月3万円を40年間(合計1440万円)、それぞれの選択を取った場合の、複利計算の最終的な積み立て金額は、以下のような開きがでます。
タンス貯金 | 100% | 1440万円 |
銀行預金 | 100.001% | 1440万2900円 |
国債 | 100.05% | 1454万円 |
投資信託 | 105% | 4578万円 |
競馬で例えるなら、「当てたい!」と思う心理は、
「お金を減らしたくない!」
=リスクが低い方がいい
=銀行預金
という思考回路につながっていると思います。
賭博黙字録カイジという作品では、
年金と預金が頼りの老人のすることだぜ」
なんていう名言も登場します。
なので鈴木ショータは、人よりハズレる、というリスクを背負いつつも、長期的にリターンの大きい穴馬を買い続けています(笑)
「お金を増やしたい」という思考なら、「期待値」の高い選択肢を選ぶのが、最善の策です。
日常生活の選択肢からも、競馬に生きる「ギャンブル脳」を鍛えることはできるんです!
大きな根幹を理解したところで、実際のギャンブルの世界を見ていくことにしましょう。
・競馬や他のギャンブルの期待値は?
ここからは、競馬をはじめ、他の公営競技などと比較して紹介致します。
「期待値」は、ギャンブルでなじみのある言葉で言えば「還元率」が近いかもしれません。
競馬の還元率は75%
馬券の売り上げが、100億円あったとしたら、そのうちの75%=75億円を払戻金にあてます、ということです。
つまり長期的な目線でみると、払戻金額は、購入金額の75%に収束していくのです。
競馬ファンの使うワードで言えば、「回収率」が75%ということですね。
「期待値」というのは、この75%のことで、払戻金を平均すると購入金額の75%=0.75倍になっていくということです。
つまり、期待値が高いギャンブルの方が、儲けられる可能性は高い、というのが一般的な考え方です。
そこで、世の中にあるギャンブルの期待値を見ていきましょう。
ギャンブル名 | 期待値 |
---|---|
競馬 | 75% |
競輪 | 75% |
競艇 | 75% |
オートレース | 70%(2012年以前は75%) |
パチンコ・パチスロ | 80~90% |
宝くじ | 50% |
ルーレット | 96%前後 |
ブラックジャック | 96~102% |
※概算のため多少前後することもあります。
競馬を始め、競輪、競艇などもおおよそ75%の期待値となっています。
パチンコ・パチスロは80~90%となっていますが、これは全体的な数値です。
パチスロの設定5や6などの場合は、期待値は100%を超えるため、何百万回、何千万回も回せば期待値に収束するため、長期的に回数を重ねれば確実にプラスになります。
最もポピュラーである宝くじは、上述したように、約50%の期待値となります。
つまり、宝くじは他のギャンブルと比較すると、なかなか儲けることが難しいギャンブルだと言えます。
(購入するほとんどの方は、ギャンブルととらえず、娯楽として楽しんでいると思いますが。笑)
少し競馬から離れますが、最も興味深いのは、ブラックジャックの96~102%という期待値です。
期待値が変化するのは、デッキに残っているカードによって、ディーラーが有利になったり、プレーヤーに有利になったりするためなのですが、期待値の最大が102%ということはつまり、長期的にみてプレーヤーにも勝つチャンスもあるということです。
「サトノ」でもおなじみの里見会長が展開する韓国のパラダイスカジノ
ここではブラックジャックの勝つ方法は割愛しますが、僕もカジノへ行ったら毎回プラス収支を達成しているので、期待値が高いことは肌で感じています。
以前までブラックジャックは、6デッキ(52枚×6セット)などで遊ばれていたので、使われたカードを全て暗記していけば、勝つことができました。
ただ最近は、1ゲームごとに全て機械でシャッフルされてしまうカジノが増えてきているのが残念なところ。
実際に、エドワードソープさんというアメリカの数学者が、ブラックジャックでは勝てることを証明しており、実際のカジノでも利益をあげていたそうです。
また、映画「ラスベガスをぶっつぶせ」も、ブラックジャックを題材にしており、参考になる作品なので余裕のある方はぜひご覧下さい。
引用元:Amazon | ラスベガスをぶっつぶせ [DVD] | 映画
ここまでで、「期待値」という概念をご理解いただけたでしょうか。
ここで、必ず思い浮かぶ疑問があります。
それは
「競馬は期待値75%なのだから、長期的に見たら絶対に負けるじゃないか!」
ということです。
しかし、この答えはNoです!
何も考えずに馬券を購入し続けた場合は、確かに75%に収束していくと思います(もしくは75%以下になります)。
つまり、他の馬券ファンよりも予想が優れていれば、期待値75%以上に勝つことは可能だということです。
馬券の売り上げの75%を、的中した人たちに払い戻しするのが、競馬の全体的な仕組みです。
少々アグレッシブな言葉で言えば、「金の奪い合い」、他者より優れたプレーヤーにお金が分配される、ということなのです。
決して期待値75%という数字は、他のギャンブルと比べて高くはありませんが、競馬は周りの馬券ファンよりも優れた予想法を用いれば、期待値以上に勝て、回収率100%を超えることも夢ではありません!
・競馬で儲けている人は少なからずいる
競馬でプラス収支になっている人の明確な人数はわかりませんが、馬券ファン全体の2%などと言われています。
プラス収支の人で有名なのは、馬券裁判男として競馬界に衝撃を与えた卍さんでしょう。
独自の指数を構築し、100万円の軍資金から増やしていき、馬券を合計35億円ほど購入。
払戻金36億5000万円、つまり1億5000万円の利益を出した方です。
いろんな本が出版されているので、気になった方はぜひご覧下さい。
競馬を投資として扱い、見事にプラス収支を実現した方です。
このように、競馬も的確な分析力とシステムを作り上げる力があれば、期待値75%を超えるどころか、100%超えも可能だということです。
もう一方、いえもう一社と言うべきか、競馬で利益をあげていた会社があります。
少し前ですが、データ分析会社「UPRO(ユープロ)」という会社が、馬券で得た160億円の所得を隠していたという事件がありました。
海外の会社のノウハウを日本の中央競馬に用いて、3連単を多点数購入し利益をあげていたようです。
予想の仕方も大胆で、独自の予想プログラムを構築し、来る可能性の低い馬を除いた3連単を全て買っていたそうです!
資金配分も綿密に行い、オッズに応じて資金配分し、馬券を購入していたそうです。
こちらも競馬を投資として扱い、俯瞰的かつ長期的に馬券を買っていたと言えます。
(参考:https://diamond.jp/articles/-/7116)
・競馬で儲けている人に共通する特徴5つ
ここでは、競馬でプラス収支を出している人たちが実践していることを紹介したいと思います。
とは言っても、プラスの人を全員知っているわけではないので、個人的に大切だと思うことをまとめたので、それを踏まえてご覧下さい!
予想力
なんといっても最も必要なのがこの予想力です。
展開、血統、ラップ、調教、騎手、馬場、時計などあらゆる面からレースと馬を分析する力です。
予想力とは、すなわち、各馬の勝率が何パーセントか?!
ということを導き出す力です。
逆張り
予想力を向上させる上でも重要なのが、この逆張りという発想。
「順張り」と「逆張り」という考え方があり、簡潔に言えばマジョリティー(大多数)か、マイノリティー(少数派)かということです。
競馬で勝つには、
マイノリティー=逆張り
の考え方が大切で、周りの人と違う発想が必要です。
株式投資の世界にも「人の行く裏に道あり花の山」という格言があります。
「他人と同じ売買を行っている限り、利益は得にくい。
むしろ、他人と逆の行動を素早くとることが大事」という教訓に。逆張り(トレンドに逆らって利益を狙う戦略)的な発想を象徴する格言の一つ。
引用元:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/1246
僕はそれに倣って
「人の行く裏に道あり”穴”の山」
を座右の銘にしています!(笑)
これこそ上記にもある、周りの馬券ファンよりも優れる必要があるということです。
社会で生きていると、どうしても「右倣へ」で、周りの人と同じに合わせてしまいがちなものです。
特に日本人は集団意識が強く、「出る杭は打たれる」ということわざもあるほど!
ただ競馬においては、人と同じじゃなくていいんです!
長期的な視点
競馬は1レース単位や1日単位で考えるのではなく、1000レース単位、または1年間単位など長いスパンで成果をみる必要があります。
これは期待値の収束に時間がかかるためです。
最もシンプルな例で考えると、サイコロを振ったときに出た目の回数です。
サイコロは、1も2も3も4も5も6も、全ての目は出る確率は6分の1ですよね。
ただ、サイコロを6回しか振ってないときに、1~6の目が全て1回ずつ出る可能性って極めて低いですよね。
でもそれが600回、6万回、6億回とサイコロを振ったときには1~6の目が出た回数は、ほとんどどの目も同じ回数になっているはずです。
これが、「確率に収束する」ということです。
「大数の法則」ともいうので気になる方はググってみてください。
「試行回数を増やすことで、誤差が紛れて確率通りに収束する」という考え方です。
競馬に話を戻すと、期待値110%の理論を作り上げたとしても、110%に収束するまでは、かなりの時間と試行回数がかかるということです。
そのため、1ヶ月実践してその理論の成果が出なかったとしても、辞めることなく実践し続ける、という長期的な視点が必要だと考えられます!
忍耐力
上記の「長期的な視点」にも関連してきますが、自分の理論を信じて我慢する力も必要です。
みな一度は経験したことがあると思いますが、馬券の買い方が定まらないときってありますよね。
「自分には単勝が合っている」と思って単勝を買い続けていても、今日は2,3着が多いから複勝に変更しよう、と思ったら次のレースで本命馬が1着になって単勝にしておけばよかった、なんて話はよくあると思います。
つまり、その時の気分ですぐにスタイルを変えるのではなく、じっくり考え抜いたスタイルや予想理論を信じて、目の前の結果に左右されず貫く姿勢が大切です!
1度や2度の失敗や成功に感情が浮き沈みすることなく、自分のスタイルを貫く忍耐力が競馬には求められます。
関連記事:フォーム(券種)を固定する【予想力向上講座②】
資金配分
予想力と同じくらい重要になってくるのが馬券力です。
「馬券力」とはすなわち、資金配分のことです。
破産をしないように資金を回転させていくことが大切で、自分の資金にあった賭け方を実践していくのがオススメです。
個人的に実践しているのは、「資金1%投資法」です。
簡単に言えば、資金が100万円あるときは、その1%に値する1万円を1レースで使います。
資金が50万円になれば5000円、200万円になれば2万円となります。
これは破産のリスクを減らし、かつ資金を増やすスピードも高めることができます。
動画でも紹介しています!
~①馬券編~元競馬記者が答えます!競馬の疑問、質問!
・競馬で儲かるソフトってあるの?
ここからは競馬予想ソフトにスポットをあててみます。
パソコンの力を持ってすれば競馬に勝つこともできるのでしょうか!?
馬王
上記の卍さんが使用していたのでは、ということで話題にもなったソフトです。
オリジナルな指数や得点などで自動的に買い目が作成され、投票も自動でしてくれるという優れもの!
公式HPによると、1995年10月からの6万レースを超える中での回収率が驚異的です!
馬券 回収率
単勝 99%
馬連 93%
ワイド 96%
馬単 96%
3連複 93%
3連単 98%
参考:http://www.baoland.com/
ソフトだけでプラスに持っていくことはできませんが、カスタマイズもできるので+アルファを自力で頑張れば競馬勝ち組への道も切り開けるかもしれません!
競馬予想AI MAMBA
将棋や囲碁など、様々な分野で人工知能を取り入れてきたドワンゴ社が、ついに競馬に着手!
将棋電王戦などではプロ棋士を超える勝利を挙げ、結果も残してきています。
競馬でも早くも実績を挙げこれまで公式発表されている回収率は131%!!
(参考:https://mamba.jinkochinobokin.nicovideo.jp/)
・競馬で儲けるために今からできること3つ
実際に競馬で勝つことはすぐには難しいですが、そのためにできることはたくさんあります!
結論から言えば、努力なしに勝つことは難しいです!!
全ての物事に共通して言えることですが(笑)。
ここでは、実際に僕がしてきたことも踏まえて紹介します。
①記者や予想家を参考にする
自分が、勉強になる!と思う競馬記者や、予想家の考え方を参考にしてみるのがまずはオススメです!
最初はいろんな予想法を見てみてもいいと思います。
パドック、調教、血統、ラップ、適性など幅広くありますが、自分がビビっとくる予想法をしている人の本や文章を読みあさってみるのがいいと思います。
僕は客観的な数字をベースとするラップ予想に出会って、独自の理論を開発することに至りました。
具体的に言えば、夏目耕四郎さんと半笑いさんのラップの本に影響を受けてから、ラップ予想の虜になり、今でも予想のベースとなっています。
引用元:Amazon – 半笑い×夏目耕四郎のラップ思考だけで馬券が当たるメカニズム | 半笑い, 夏目耕四郎 |本 | 通販
人は得意不得意があると思うので、自身が得意な予想法をまずは見つけて、その考え方をマスターするのが最初の一歩としては良いかと思います!
鈴木ショータのように、「数字」が好きな人は、レースラップや調教タイムの分析に”適性”があるかもしれません!(笑)
②オリジナルな予想法を見つける
参考にする予想家などを見つけたら、そこから自分だけのオリジナルな予想法を見つけるのがいいと思います。
それこそ誰にもマネできないで、オッズにも影響を与えずに馬券を買うことができるからです!(笑)
あまり大きな声では言いたくないですが、僕は血統なら母母父を見たり、母出産時年齢別のデータを集計したり、坂路調教の全馬のタイムを分析したりしてきました。
特に「母年齢」を全て調べている時は、周りからは笑われていました。
が、それくらいがいいんです!(笑)
上述しましたが、競馬はマイノリティー(少数派)が勝つゲームです。
逆説的に言えば、人から笑われるくらいの理論(多くの人には到底理解できないような理論)の方が、勝てる可能性があるんです!
鈴木ショータが提唱している、この2つの格言なんか、常人には意味がわからないと思います(笑)
「人と違う」ということに自信を持って、研究することが競馬勝ち組への近道です!
③「当てる」と「儲ける」は、異なることを理解する
予想法を構築していくにあたって、肝に銘じておかなければいけないのは、「当てる」ことと「儲ける」ことは違うということです。
もちろん、人より高い的中率を目指すことは大前提なのですが、馬券で勝つためには、「実力はあるのに過小評価されている馬」を見つけることが重要です。
人間どうしても「当てたい」という欲求があり、馬券を購入するからには「お金を失いたくない」という欲求も出てきます。
しかし、それゆえ闇雲に1番人気などを買っていては利益をあげることは難しいでしょう。
一番最初にも書きましたが、「期待値」という概念を念頭において予想することは忘れないようにしたいです。
・鈴木ショータが考える馬券で儲けるために必要なこと「実力以上に人気をしてない馬を見つける」
馬券に勝つためには、周りの馬券ファンよりも優れた予想をすることが必要になってきます。
簡潔に言えば、人気以上に走る馬を見つける技術を身につける、ということです。
例えば、
「夏は牝馬が買い」
という格言は昔からありますが、今では一般的に広まりすぎて夏に牝馬だけを購入していても儲けることは難しいです。
ただし、この格言が広まる前に「夏は牝馬が強い」と気づいていた人は、夏に牝馬を買い続けるだけでプラス収支になっていた可能性があるということです。
これはほんの一例にすぎませんが、まだ多くの馬券ファンが取り入れていないファクター(要素)を取り入れて、それを信じて買い続けるというのが勝利へのポイントです。
Twitterなどで僕が発信している「#勝手に競馬格言」も、名前の通り勝手に信じているだけですが、良い意味でみんなが信じていないので、儲かる格言だと思っています!(笑)
「人気以上に走る馬を見つける」というのは、他の馬券ファンが気づいていない馬、つまり「実力以上に人気をしていない馬」を探すということです。
要するに、競馬はニトリなんです!!
お値段以上の馬を探すゲームなんです!(笑)
お値段=オッズ
と想像すれば、イメージしやすいと思います。
ニトリの商品が、2倍の値段で売っていたら買いませんよね?(笑)
ニトリ愛好家ですが、ニトリはやはり、”お値段以上”に価値を感じる商品が多いので、何度も足を運んでしまいます。
みなさんも、買い物をする時に、「お買い得かどうか?!」という思考をすると思います。
「得かどうか」を検討する際に、類似商品を見るのか、口コミを見るのか、お店の人に聞くのか、いろんなファクター(要素)を用いていることでしょう。
それと全く同じなんです競馬も!
競馬もいろんなファクターを使って、「この馬は~倍つくなら買い!」という思考をして、実際に希望通りのオッズ(お値段)なら買い、そうでないなら消し!なんです。
2021年阪神JFでは、「8倍つけば買い!」と思っていたラブリイユアアイズが、最終的には51倍もついていたので、超勝負しました!
↓動画でも解説
逆に言うと、8倍つくと思って◎にしたけど、当日6倍しかついていなかったら、それはもう買っちゃダメなんです!
買い物をしていても、値札を見て、想像以上に高かったら「買うのやめておこう」ってなりますよね。
なのに競馬に関しては、「この馬強いし、単勝2倍しかつかないけど来るでしょ!」という発想になっちゃう人が多いと思います(笑)
強い=勝つ
という漠然とした考えではなく、
単勝2倍=勝率50%あるかどうか
これを考えることが、「期待値」を意識したギャンブル脳の作り方と言えるでしょう。
ちなみに単勝オッズ別に、期待値が100%を超える勝率を計算すると、以下のようになります。
単勝オッズ | 勝率 |
---|---|
2.0倍 | 50% |
5.0倍 | 20% |
10.0倍 | 10% |
15.0倍 | 6.6% |
20.0倍 | 5.0% |
50.0倍 | 2% |
100倍 | 1% |
「勝率」を自分の頭の中で予想して、単勝オッズを見比べて、実際に勝負するかどうかを決めます。
鈴木ショータが穴党である理由も、実はここにあります。
上位人気の馬は、総じて、期待値が低いことが多いんです。
鈴木ショータがPDF新聞で公開してきた◎の単勝オッズ別の回収率は、以下のようになっていました。
全レース:108%
単勝15倍未満:81%
単勝15倍以上:142%
単勝15倍以上つくような穴馬の方が、「実力以上にオッズが高くなっている」ことが多いため、このような回収率になっています。
鈴木ショータの期待値的な考え方をもとにすると、人気馬だけを買って、回収率を100%超えにするのは、至難の業と言えるかもしれません。
それゆえ、鈴木ショータは、めったに的中することもないけど、とんでもない穴馬に◎を打ち続けているんです!(笑)
これが期待値をもとにした鈴木ショータの競馬予想の根幹です。
ここまで「期待値」に特化した思考法をお話してきましたが、大前提として、
競馬力=各馬の勝率を予想する力
これを鍛えることが大前提になります。
「適性なオッズを算出する力」
買い物へ行ったときに、値札を見る前に、商品の価格を当てる力。
この競馬力向上は、今回のテーマではないので割愛しますが、
【予想力向上講座①】
などでも紹介していますので、あわせてご覧いただければと思います。
まとめ
最後までご覧いただいた方はわかると思いますが、競馬で勝つことはかなりの労力が必要です!(笑)
そして、競馬全体の仕組みや、期待値の概念を理解しないといけません。
その上で、まだ他のファンが取り入れていない予想ファクターを見つけて、独自の理論を開発する、というかなり手間がかかる作業が必要となります。
鈴木ショータは幸いにも仕事上、「競馬を研究する」ということが求められるので、自然と取り組んでいますが、普通に平日は仕事をし、競馬に充てられる時間は週末だけ、という方にはなかなかハードルが高い作業かもしれません。
僕も学生時代は何度も諦め、普通に馬券で負けてもいいし、「そんなに苦労はせずに純粋に競馬を楽しみたい」、と思ったこともあります。
ですので
「馬券で勝つことだけが、競馬を楽しむ方法ではない!」
ということは、最後に述べておきたいと思います!!
競馬は結局、楽しんだモン”勝ち”です!(笑)
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