「競馬を始めてみたい!」
「勉強したい!」
「もう少し当たるようになりたい!」
という方へ向けて、競馬の基礎基本、馬券との向き合い方、考え方を伝授する企画です。
「競馬は情報が多すぎて何を見ていいのかわからない…」
という悩みを抱えている人は多いと思います。
しかし「本質」さえつかんでしまえば、少ない知識で多くの応用を利かすことができます!そこで、一度覚えれば一生使える”予想力”をお届けします。
例えるなら、毎週ただただ予想していくのは、足し算や引き算を理解せずにテストに挑もうとしているようなものです。まず基礎基本となる足し算引き算を、じっくり理解していきましょう!
競馬ファン→競馬記者→競馬伝道師を経て、本気で競馬と馬券に向き合ってきた僕が、今までに抱いた疑問、大切だと思ったマインドをお伝えしていきます!
予想力向上講座⑦
~情報が多すぎて惑わされるあなたへ~
こんな経験ありませんか?
「いろんな情報が多すぎて、どれを信じていいのかわからない!」
「新聞、テレビ、予想家など、みんな言っていることが違うから悩む!」
「本命にしようと思っていたけど、新聞見たらマイナスなことが書いてあったので、やめてしまった」
「競馬新聞も情報多すぎて解読できない!」
そんな人に、鈴木ショータが提唱したいのは、「減らす美学」です!
「ミニマリスト」という言葉が流行りましたが、競馬予想にも、「ミニマム」なファクターが理想ではないかと考えています。
つまり、必要最小限の情報量で、最大限の効果のあるものを利用するのです!
日本人は、「足し算」の脳になるように、算数の問題が教育されてきているので、どうしても「足す」ことに集中してしまう傾向にあります。
リモコンなんて、ボタン多すぎますよね。
しかし、見てください。アメリカの携帯電話を!
ボタン1つ
当時の日本人には、相当な衝撃、まさにDEEP IMPACTだったのではないでしょうか!?
要するに、iPhoneのように、「減らす」ことで成功しているものが実際にあるのです!
競馬予想の際も、「多くの情報を足していけばいい」というわけではなく、「減らす」ことを考えてみましょう。
その究極体として、鈴木ショータ自身は、競馬予想だけでなく、あらゆる物を断ち切って、現在キャンピングカー1つの最小限生活を送っています(笑)
要するに、「意外と最小限でも生きていける!」ということです。
でもこんな心配も出てくることでしょう。
「情報が少ないほど、予想が当たらなくなるんじゃないの?」
そんな心配も無用です!次の項で、ある実験を紹介します。
あるアメリカの研究でも、
「人は短時間で多くの情報を与えられるほど、誤った選択をしやすくなる」
という研究結果が出ています。
複数人をグループ分けし、同じ制限時間で、情報量が多いグループと、少ないグループで、回答を出させた実験です。
その結果、情報を多く与えられたグループの人ほど、より正解に近い情報があったにもかかわらず、誤った答えを選んでしまったそうです。
この実験からわかることは、
「人は情報が多すぎると、処理に戸惑い、かえって誤った選択をしてしまう」
ということです。
競馬にあてはめると、競馬新聞、ネット記事、オッズ、パドック、競馬記者の印、など、脳ですべてを処理することは難しい、ということです。
さらに細かく言えば、血統、展開、馬場、調教、騎手、調教師など、多くのファクターを全て分析するのも、人間の脳には限界があるということです。
以上の実験からも、「情報は多ければ良い」というわけではないのです。
ちなみに、AI競馬予想を開発しているチームなどによると、「AIは、(方向性が合っているなら)情報が多ければ多いほど良い」そうです。
なぜなら、AIはその全ての情報を「正しく処理」できるからです。
対して人間の脳には、限界があります。
このことからも、アナログで競馬予想するには、「情報を減らす」ということが、実は最善だったりするのです。
鈴木ショータは、人の予想を見たり、情報番組も競馬新聞も読みません。
つまり、競馬予想に関しては、全てを「断捨離」し、”自分自身”だけを信じています。
「本命にしようと思っていたけど、新聞を見たらマイナスなことが書いてあったので、やめてしまった」
こんな事態を回避できた一例を紹介します。
「単勝97倍クリノプレミアム」
鈴木ショータは
「コーナー4つのコースの1800mがベスト舞台!」
と考えていましたが、調教師のコメントでは、
「1800mの距離は長い」
と出ていたそうです。
厩舎コメントにも出ていた距離を心配して、オンラインサロンのメンバーも、クリノプレミアムを買うか悩んでしまったそうです。
レース前に、「1800mの距離は長い」ということをサロンメンバーの方から教えていただきましたが、自分の信念は揺るぐことなく、迷わず本命で勝負しました。
結果は15番人気1着!!
自分を信じて正解でした。
当時の心境としては、
「調教師のコメントを信じるか」
「自分の分析を信じるか」
という2択でしたが、自分がこれまで分析と研究を重ねてきたことに自負はあったので、調教師のコメントを「捨て」ました。
このように、あらゆる情報を信じて、取り入れていては、予想も定まりません。
「何を信じて」
「何を捨てるか」
この2つの軸を定めることを、まずはオススメします。
第一に、自分が手にした情報自体が、本当に合っているのでしょうか。
多くの情報が飛び交っている現代において、全ての情報を受けて入れていると、誤った情報に翻弄されてしまうこともあります。
最近の例で見れば、ダイアトニック事件が最もわかりやすい例かと思います。
【悲報】高松宮記念、ダイアトニックの返し馬で観客が怒声 → 怒号と同時に大暴れ、14着に敗退
後日、騎乗していた岩田騎手の話によると、
声を出したのは岩田騎手自身で、馬がカメラマンに驚いて、それで岩田騎手自身が声を発した
とのこと。しかし、実際には、一部のファンが勘違いをし、「観客が大声を出して馬を驚かせた」と、ツイートしたことで、犯人捜しやバッシングが起きていました。
このように、ネット上には事実と違うことも多く飛び交っています。
すなわち、情報を多く「足し算」すればするほど、誤った情報が入ってきて、誤った方向に行ってしまうこともあるんです!
何が正しいか
を判断する力と、情報を足していくのか、引いていくのか、を考えておくことが、競馬予想にも必要なのだと思います!
棋士の羽生善治さんが、以前こんなことを述べていました。
「経験豊富とは、たくさん考えるんじゃなくて、たくさん考えないということ。経験を積むことによって不必要な情報は捨てられる。足し算の蓄積で経験が生きるということではなくて、無駄なことを省くことができるというのが、本当の意味での経験を生かすということなのかなと思っています。」
まさにこの記事の総まとめ、と言える名言ではないでしょうか(笑)
競馬にあてはめるなら、長年競馬を楽しむにあたって、予想には
「何が必要で、何が不要か」
を判断していく経験が、「たくさん考えない」ということだと思います。
例えば
「この人の◎は激アツ!」
「〇〇の予想は当たらない」
「新潟千直は外枠ばっかりくる」
「ルメールはとりあえず買っておこう」
これらは、競馬を見てきた”経験”によって、自然と脳内に残っていることではないでしょうか。
要するに、長く競馬を経験していことによって、「要るor要らない」をその都度、判断していきましょう!ということです。
全てを足していったり、残していったりしたら、家の中もごみ屋敷になりますよね(笑)
将来「たくさん考えない」ために、まずは今「たくさん考えて」みてください。
全ての情報が正しいとは限らない
人は情報を絞った方が、正しい選択を選ぶことができる
以上の観点から、まずは「何を信じて、何を捨てるか」、情報の分別をしてみることをオススメします。
レース直前になって、あれもこれも、と考えてしまうのは、「迷っている」証拠に他なりません。
迷わないために、その都度情報を分別し、”不要”と判断したものは思い切って捨ててみましょう!!
おそらくこのマインドは、競馬予想だけでなく、人生にも生かせるかもしれません。
競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである
by寺山修司
予想力向上講座シリーズ
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