2021年の競馬が終わり、JRA賞の発表が行われました。
2021年度JRA賞競走馬部門 記者投票集計結果
投票権のある記者たちの投票によって、各部門の優秀馬が選出されています。
ただ、以前から僕からもどかしかったのは、なぜ競馬エイトには投票権がないんだ!
なぜ競馬ファンにも投票権がないんだ!!
ということです。
まぁ物理的に無理なことは重々承知です(笑)
なんとかして、競馬ファンの声を反映することはできないか!?
という望みを、叶える希望の光が見えてきました。
それが、YouTubeにおける動画再生数!!
この手法は、以前、名探偵コナン人気曲ランキング にも導入しました!
実際に、ファンの注目度が高いほど、動画の再生数は伸びます!
そこで今回は、2021年の全重賞レースの勝ち馬と、再生数をリサーチし、その総合再生数を集計しました!
その名も
勝手にJRA賞~YouTube部門~
集計は、YouTubeJRA公式チャンネル に基づきます。(障害レースは、GⅠのみしかアップされていないため、GⅠのみの集計です)
では早速、全ランキングを見ていきましょう!!
※2022年1月12日現在の再生数
実際のJRA賞と比較
Youtube再生数と、実際のJRA賞の選出馬を比べていきたいと思います。
引用元:https://www.jra.go.jp/news/202201/011101.html
年度代表馬となったエフフォーリアは、YouTube部門でも、157万再生とダントツの再生数でした。
2位ソダシ87万再生に、ほぼダブルスコアをつけており、文句なしの受賞です!おめでとうございます!
現実には、2位となったラヴズオンリーユーは、YouTube部門では、99位。
後でも触れますが、国内では、勝利した京都記念のみのカウントとなってしまうのが、このYouTube部門の欠点です。
しかし、反対にYouTube部門の2位ソダシは、ファンを沸かせた、という意味では、
YouTube部門だからこその2位ではないでしょうか!?
単純な競走馬としての能力だけでなく、競馬界を盛り上げた、という馬にもスポットが当たるのが、このYouTube部門の良さだと実感しました!
もうひとつ、YouTube部門が威力を発揮させるのが、年に2つしかGⅠのない障害レース
両GⅠとも、同一馬が優勝すれば、選定は簡単ですが、2021年のように、異なる馬が勝った時は非常に頭を悩ませるでしょう。
引用元:https://www.jra.go.jp/news/202201/011101.html
実際には、ややオジュウチョウサンが優勢、という結果になりましたが、YouTube部門では、大きな差がありました。
再生数は、
11位32万回 オジュウチョウサン
37位9万2000回 メイショウダッサイ
と、大きな開きがありました。
YouTubeの仕組み上、早く投稿した動画の方が、再生される機会が多いですが、それにも関わらず、12月に行われた中山大障害オジュウチョウサンの方が、圧倒的な再生数です。
僕も、中山大障害は現地で参戦していましたが、確かに感動的なレースだったのが、この再生数に表れていると思われます。
YouTube部門、もうひとつの利点は、牡馬2歳GⅠ、朝日杯FSとホープフルSを比較しやすくしてくれること。
両方ともGⅠで、なおかつ2歳戦で直接対決もしていないのに、優劣なんてつけられません!
ただ、実際の投票は、朝日杯FSを勝ったドウデュース1強だったようです。
引用元:https://www.jra.go.jp/news/202201/011101.html
しかしYouTube部門は違います!
なんと、ホープフルSのキラーアビリティが逆転しているのです!
これは非常に面白い傾向だと思いました。
記者投票では、おそらく無敗であることも評価され、ドウデュースが選定されましたが、世間の注目度はホープフルSの方にあったようです。
逆にYouTube自体が、年末年始に時間のある人が多く、最新のホープフルSを見た、、、という可能性もあるとは思います。
ただ、今後の最優秀賞2歳牡馬を選定する参考値として、YouTube再生数は有効ではないでしょうか!?笑
まとめ
JRA賞の基準、「最優秀」の定義によって、選定される馬も変わると思います。
おそらく今のJRA賞は、競走馬としての能力、にフォーカスして選定されていると思います。
しかし、競馬界を盛り上げてくれるのは、決して強い馬たちだけではありません。
ファンや世間にインパクトや感動を与えた馬
そんな馬たちにも光が当たるのが、このYouTube部門の神髄かと思いました。
例えば、
単独の2位ソダシ
障害レースの11位オジュウチョウサン
GⅡ勝ちなのに26位マカヒキ
これらのレースの再生数が多いのは、きっと競馬ファンの心に響くものがあったからでしょう。
最後に、このYouTube部門の、長所と短所をまとめておきたいと思います。
翌年度以降も、YouTube部門があることで、その年の競馬を10倍楽しく振り返ることができるようになれば!と思っています。
長所
・客観的な数値(再生数)に基づいている
・再生数は、競馬ファン一人ひとりの力
・YouTubeで再生されやすいビッグレースを勝つほど、有利になる
・多くのレースに出走&勝利するほど有利になる
短所
・海外レースを反映させることができない(JRAチャンネルで、海外レースもアップロードされれば解決する!)
・1着馬のみの集計で、負けた馬は一切カウントされない
・競走馬としての能力ランキングではない
2021年の競馬で言えば、BCを勝ったラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌあたりが、YouTube部門では全く評価されないことが残念です。
ただ、本家のJRA賞もそうですが、海外の実績をどこまで組み入れるか、ということは今後も課題になりそうです。
勝手にJRA賞~YouTube部門~
いかがだったでしょうか。
エンターテインメントの一環として、お楽しみいただければ幸いです!!
競馬は、1レースたった2分ちょっとしかありませんが、
レース前に予想を楽しみ
レース後に懐かしむ!
こうして一生楽しめる最高の娯楽です!!